最近テレビなどでも話題となっている認知症ですが、気になっていざ病院に相談に
行こうと思ったとき、何処の診療科にかかればいいのか意外とわかりづらいかと思います。
 この度、当院では主に認知症などの診療を行う『物忘れ外来』を新設いたしました。

 診療および治療は脳神経外科専門医である当院院長の長沼先生が担当いたします。

 以下に簡単な診療の流れをまとめます。


1、 診察

   まず脳外科外来を受診していただき、簡易知能評価と日常生活物忘れ
    スクリーニング検査による認知症のスクリーニングを行います。
    また、採血検査、MRI検査を行い、その結果を見て神経心理検査
    を行います。認知症が疑われる場合、SPECT検査が行われます。

2、 画像診断

  ① MRI検査

    主に脳の形状を調べる検査です。認知症においては記憶をつかさどる
    海馬と呼ばれる部分が萎縮することがあります。


図1  
  ②SPECT検査

    脳に流れる血液の量を測定する検査です。実際に血液を採取する
    のではなく、血管にお薬を入れて脳の血流量を画像にすること
    で測定します。認知症では 特定の部分の血流量が下がることが
    あります。


図1

     一言で物忘れといっても、原因となる疾患は非常に多く、また、加齢に
    より誰しもが必 ずと言っていいほど経験するごくありふれた症状だと思
    います。しかし、症状が進行して ゆくと、日常生活を行う上で本人は
    もとよりご家族にも大きな負担がかかることになる可 能性があります。  

     現在では認知機能改善薬が開発され、アルツハイマー型認知症を中心
    とした認知機能の改善や病気の進行を遅くするなどの効果が期待されて
    います。また、その他の症状にも対症的な薬物療法が有効なこともあります。  

     他の病気に比べて病院にかかりづらいという方もいらっしゃると思い
    ますが、診察や検査を受けることで少しでも心配がなくなるようになれば
    と思っております。まずはお気軽にご相談ください。

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