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視能訓練士とは? H13.5
眼科 視能訓練士 久保田美帆
はじめに
病院のホームページの開設時には、眼科の簡単な紹介をしました。今回は視能訓練士の業務内容について御紹介します。
私の事をみなさんは「医者でもない、看護婦でもないあの白衣の人は誰?」と思われたでしょうか。私は視能訓練士といって医師、歯科医師、薬剤師、看護婦と同様の国家資格をもつ、簡単にいうと国が認定した眼科の検査のプロです。
全国で3100名、山梨県では13名(1999年8月現在)が働いています。眼科が進歩するにつれ検査の重要度が高まり、専門知識をもつ検査員が必要になりました。まず欧米で約50年前に制度化され、我が国でも1971年に視能訓練士法が制定されました。
視能訓練士の仕事内容
視能訓練士の業務内容は、大きく分けると2つあります。
まず1つめは病気を正確に診断するための基礎となる検査を
することです。視力、視野、色覚、眼圧、眼球運動、眼底写真撮影
両眼視機能の検査、さらに白内障の手術に必要な眼球の長さの測定
といった様々な検査を、精密に迅速に行います。
眼科医はその検査結果をもとにして病気を正確に診断し、適切な治療を開始します。治療の途中でも必要に応じて検査を繰り返し、治療の効果の判定や治療方針を変更するときの参考にします。
2つめは弱視や斜視などの訓練です。弱視というのは、眼科の検査において眼球の構造には異常がないのに、働きが悪く、視力が不良の状態です。斜視は両目でものを見ることができない状態で、遠近感がなくなったり、弱視の原因になったりします。どちらも学童期までに原因をみつけて治療する事が重要で、働きを改善させるには適切な訓練が必要です。この訓練をすることから視能訓練士という名称になったようです。当科では弱視や斜視の訓練は予約制で行っています。弱視と斜視についてはまた別の機会に細かく紹介します。他に眼の病気のある方にメガネを正しく処方することも視能訓練士の重要な仕事です。
さいごに
当院では2000年4月 の眼科の常設化に伴い、同年5月に視能訓練士も採用になりました。以来、約1年が経とうとしています。この間、特に白内障手術では多くの患者さんに満足してもらい、幸いにもよい評判を頂けるようになりました。これからも医師、看護婦、視能訓練士の3名で、患者さんの役に立てるようがんばっていきます。よろしくお願いします。
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